カテゴリ:安佐南区エリア別・深掘り分析 / 投稿日付:2026/02/09 00:00
こんにちは。センチュリー21リベルテの金山 一成です。
「3,000万円で売れました!」
そう聞くと、3,000万円がそのまま銀行口座に入ってくると思っていませんか?
残念ながら、不動産売却には様々な「諸費用(経費)」がかかります。
これらを差し引いた金額が、あなたの本当の利益、いわゆる「手残り金額」です。
「思ったより手元に残らなかった…」と後悔しないために、売却にかかる費用を全リスト化しました。
安佐南区での一般的な取引事例(3,000万円の戸建て)をモデルに、シミュレーションしてみましょう。
1. 必ずかかる「3大費用」
売却するすべての方にかかるのが、以下の3つです。
① 仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
不動産会社に支払う成功報酬です。これが費用の大半を占めます。
- 計算式(速算式): 売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税
- 3,000万円の場合: 約105万6,000円
※売買契約時と引き渡し時に半金ずつ支払うのが一般的です。 - ② 印紙税(いんしぜい)
売買契約書に貼る収入印紙代です。
- 1,000万円超~5,000万円以下の場合: 1万円(※軽減税率適用時)
郵便局などで購入し、契約書に貼付・消印します。 - ③ 登記費用(抵当権抹消など)
住宅ローンが残っている場合、その権利(抵当権)を消す手続きが必要です。
- 相場: 司法書士への報酬含め、2万円~3万円程度。
※住所変更登記が必要な場合は、追加で数万円かかります。
2. 物件によってかかる「追加費用」
安佐南区の物件特有の事情により、追加で発生する費用があります。ここを見落とすと痛いです。
④ 測量費用(そくりょうひよう)
隣地との境界が確定していない場合、「土地家屋調査士」に依頼して境界確定測量を行う必要があります。
安佐南区の古い団地や、山林に接する土地では必須になるケースが多いです。
- 相場: 30万円~80万円(隣地所有者の数や土地の広さによる)
- ⑤ 解体費用・処分費用
古家を解体して更地渡しにする場合や、家の中の家具・家電を業者に処分してもらう費用です。
- 解体相場: 木造30坪で150万円~
- 残置物撤去: 4LDK丸ごとで20万円~50万円
3. 【シミュレーション】3,000万円で売れたら手残りは?
では、安佐南区の戸建て(ローン残債なし、測量あり)を3,000万円で売った場合の「手残り」を計算してみましょう。
| 項目 | 金額(概算) |
|---|---|
| 売却価格 | 3,000万円 |
| ▲ 仲介手数料 | 105万6,000円 |
| ▲ 印紙代 | 1万円 |
| ▲ 登記費用 | 3万円 |
| ▲ 測量費用 | 40万円 |
| ▲ 引っ越し代 | 20万円 |
| 諸費用合計 | 約170万円 |
| 手残り金額 | 約2,830万円 |
このように、売値の約5%~7%程度が諸費用として消えていくイメージを持っておくと安全です。
4. 忘れちゃいけない「税金(譲渡所得税)」
さらに、もし「買った時より高く売れた(利益が出た)」場合は、その利益に対して約20%の税金がかかります。
(※マイホームの場合は「3,000万円特別控除」を使えば、利益が3,000万円までなら税金はゼロになります。記事No.8参照)
この税金は、売却した翌年の確定申告後に支払うことになるため、手残り金を全部使い切ってしまわないよう注意が必要です。
5. まとめ:査定書は「手取り」で見よう
不動産会社の査定書を見る時は、「査定額(売れる金額)」だけでなく、「諸費用を引いた手取り額」がいくらになるかを確認してください。
リベルテの査定書には、必ずこの「諸費用概算」と「手残りシミュレーション」を記載しています。
「測量は必要?」「解体はした方がいい?」といった判断も含め、あなたの手元に一番多くお金が残る方法をご提案します。

